40代、50代からのバス、タクシーへの転職のススメ

45歳から52歳にかけて、ブラック会社での営業社員、タクシー運転手への転職を経て、路線バス運転手への転職を果たした私の実体験と、路線バス運転手、タクシー運転手の日々の仕事をご紹介しています。 ブログ(最新記事更新中)も見てね。

【タクシー】有名人の乗客

路線バスではまずありませんが、タクシーに乗務しているときは、時折いわゆる有名人の方をお乗せする事がありました。
繁華街で手が挙がって「流し」で乗ってこられたプロ野球選手もいましたが、ほとんどの場合が「無線」が入ってのお迎えでした。

芸能人、アナウンサー、プロ野球選手、サッカー選手など色々いらっしゃいましたが、オーラのようなものを感じる方と感じない方とがいると言うのは確かにありましたね。
オーラの強い方の場合は、最初ちょっと緊張する事もありましたが、一旦狭い空間で一緒になってしまうと、不思議と直ぐに何とも無くなる事が殆どでした。

ただ、最後まで緊張しっ放しだった事が、一度だけあります。
現役の大臣で、総理大臣候補と囁かれる代議士の方をお迎えに行った時です。
料亭のような所に3台呼ばれて、その中の1台として向かったのですが、目的地に着くと「この車に〇〇先生が乗られますので」と言われ、とたんに緊張し始めました。
また、とにかく取り巻きがすごくて、その雰囲気にも飲まれてしまいました。

行き先を早く聞いて、事前に道順などをイメージしたかったのですが、そのチャンスが無く、結局スタート直前で告げられてしまいました。
当時はナビが装備されてなかったので、その行き先までの道順を右脳フル回転でイメージし、間違えてないか、一方通行、右折禁止など問題となる所はないか何度も頭の中で確認しながら運転しました。
私が先頭でしたので、もし不手際で止まってしまったら、このミニ隊列全体が滞ってしまうと思うと、本当にこのルートでいいのかと最後まで不安が拭えませんでしたね。

後ろの席では、夜なのになんでこんなに眩しいのかというくらいオーラを発散し続ける方が乗っておられましたし、本当に最後まで緊張しました。

タクシー運転手に向いているのは、こんな状況でも平静を保って、マイペースで運転できる人かも知れないですね。
実際、有名人を乗せて舞い上がってしまい、行き先を間違えて大変な事になった例もありました。
幸い私ではないですけど。
かと思うと、野球界のスーパースターを乗せても、野球に全く興味が無いので何ともなかったという者もいましたし、何が幸いするかわかりませんね。