40代、50代からのバス、タクシーへの転職のススメ

45歳から52歳にかけて、ブラック会社での営業社員、タクシー運転手への転職を経て、路線バス運転手への転職を果たした私の実体験と、路線バス運転手、タクシー運転手の日々の仕事をご紹介しています。 ブログ(最新記事更新中)も見てね。

【タクシー】ならではのルート

私が乗務していた時のタクシー車両にはナビが装備されてなくて、お客様から行き先を告げられた瞬間に行き先までのルートをイメージし、とりあえずまっすぐ進むか、右左折するか、向きを変えるかといった事を瞬時に決めてしまわなければなりませんでした。
念のために、お客様に指定のルートが無いかを確認したりするのですが、「特に無いから、一番早いので行って」と言われるのが、プレッシャーがかかって嫌でしたね。
「特に無いから」と言う人に限って、「あれ、そっちから行くの?」とか、「こっちの方が早いんじゃないの?」とか、途中で言ってくるんですよね。
それなら最初から言ってくれればいいのにと思った事が何度もあります。

ルートには、タクシーだったら普通ここを通るだろうという、抜け道というか裏道というか、そんな感じのルートがエリア毎に何か所かあります。
それは、その地域に住んでいる人にとっては当たり前の生活道路なんでしょうけど、都市全エリアを走るタクシー運転手にとっては、特に最初の頃はわからない所があって当然ですよね。
1年、2年とやっているうちに、ここに行くならこの抜け道とか、ここに行くときはこの裏道を通るとか、自然とわかってきます。
そうしたら、乗務していても、だんだん楽になってきます。

タクシーに乗務し始めてまだ間もない頃に、こんな事がありました。
朝の通勤時間帯でみんなピリピリしているような時に、いかにも急いでいるという風なサラリーマンの手が挙がり、乗車して行き先を告げられました。
それを受けて、私はメイン通りを直進したのですが、「あれ!何で今のところ曲がらなかったの?これ直進すると信号にかかって渋滞するでしょ!知らないの!?」と、凄い剣幕でまくし立てられ、非常に気まずい思いをした事があります。
それ以来、本当にこのルートでいいかなという不安は、なかなか消えなかったですね。

今の装備されているナビは、そこらへんも考慮したルートを指示するようになっているんでしょうか? 「何でこっちから行かないの?」と聞いたら、「いや、ナビがそう言ってますんで。」という答えが返って来そうですけど。
行き先入力のタイミングとか、ナビが装備されて、かえって手間がかかるような気もしてしまいます。
もしかしたら、ベテランの運転手さんとかは、ナビを操作せずに運転しているのかも知れないですね。