40代、50代からのバス、タクシーへの転職のススメ

45歳から52歳にかけて、ブラック会社での営業社員、タクシー運転手への転職を経て、路線バス運転手への転職を果たした私の実体験と、路線バス運転手、タクシー運転手の日々の仕事をご紹介しています。 ブログ(最新記事更新中)も見てね。

【路線バス】坂道発進のコツ

会社で新たに購入されるバスは順次オートマになって行ってますが、それでもオートマ車は全体の1割にも満たないと思います。
殆どのバスが、フィンガーシフトかロッドシフトのミッション車です。

 

私の運転する車両も、ダブルクラッチを踏まないとガリガリ音がするような、古いロッドシフトのバスです。
ミッションだと坂道発進がちょっと面倒ですよね。

今の運行路線は団地の中も通行しているので急な坂道が多く、坂の途中のバス停もたくさんあります。
この場面では、坂道発進を行なうことになるのですが、サイドブレーキを使っての発進は行ないません。
何故だかわかりませんが、入った時からそうでした。
確かに、サイドブレーキを使って坂道発進をするバスは見たことがないような気がします。

というわけで、クラッチワークだけで坂道発進を行なうことになるのですが、普通は左足でクラッチを踏んでギアを入れ右足でブレーキを踏んだ状態から、発進させるために右足をブレーキからアクセルに踏み替えながら左足のクラッチを繋げていきますよね。

この右足でブレーキからアクセルに踏み替えるときに、どんなに素早くやっても、どうしてもタイムラグが生まれ、この間に車体が後ろに下がってしまいます。
この下がっている状態で今度はクラッチを繋げてアクセルを踏んでいきますので、どうしても車体に反動が生じます。

急な坂であれば反動も大きくなり、乗客の方に嫌な衝撃を与えます。
もし立っているお客さんがおられたら、よろけるか、最悪転倒します。
満員状態であれば、将棋倒しにもなり兼ねません。

そこで実際には、大したことではありませんが、少しテクニックを使います。
どういう事かといいますと、アクセルに置きかえるため右足のブレーキを離す前に、左足のクラッチを少し繋いで車輪に駆動を伝え、ブレーキを踏んでなくても後ろに下がらない、停止した状態にします。
そうしておいてから、右足をブレーキから離します。

つまり、駆動が伝わって前に進む力と、ブレーキを外して坂道を後ろに下がる力とが、ちょうど釣り合うようにして停止させるのです。
この状態にしておいて、右足をアクセルペダルに載せ替え、左足のクラッチを更に繋ぎながらアクセルを踏んでいき前進させます。

こうすると、ガクンという前後への反動がまったく起きません。
後ろにも車体が下がりませんので、別の車両がピタッと後ろにつけているときも、下がってしまって接触するという事もなくなります。

是非、ミッション車で使ってみてください。