40代、50代からのバス、タクシーへの転職のススメ

45歳から52歳にかけて、ブラック会社での営業社員、タクシー運転手への転職を経て、路線バス運転手への転職を果たした私の実体験と、路線バス運転手、タクシー運転手の日々の仕事をご紹介しています。 ブログ(最新記事更新中)も見てね。

路線バス運転手への転職実体験記

大型二種免許の威力

52歳になっていました。

普通なら絶望的な就職活動でしょうけど、迷いは全くありませんでした。
タクシー会社だけ探せばいいんだと。

もう、他の仕事には、まったく興味がありませんでした。
その必要も無いとは思いましたけど、時間もありましたし、一応またハローワークの求人情報検索を利用しました。

見てみると、ここにもタクシー会社の募集はたくさんありました。
こりゃ楽勝だわ。
4年の乗務経験があれば、まちがいなく採用してもらえます。

ついでに、バスも見てみようかな。
そう言えば、せっかく自腹で大型二種免許を取ったし、バス運転手の募集でも見てみようかくらいのノリで検索してみると…、ありました。
私が住む地方都市の、大手4社のバス運転手の募集がすべてありました。

募集要項を見てみると、タクシー運転手より好条件なのは一目瞭然でした。
この歳で大型車両未経験者の採用はないだろうけど、聞くだけ聞いてもらおうと受付で確認の電話をしてもらうと、何か応募は大丈夫そうな感じでした

とりあえず通勤が楽な2社を選択して書類を送付すると、すぐに面接の連絡がありました。

面接では、大型は教習所でしか乗ったことがないことを正直に告げました。
2社とも、面談のあとに、実際のバスで短い距離を走る試験があり、大丈夫かいなとヒヤヒヤしましたが、なんか不思議とうまく乗れたような気がしました。

結果は、なんと2社とも採用でした。
なんて楽な就職活動なんだろうか。
ブラック会社の営業社員になるのでさえ苦労した、40代の就職活動が嘘のようです。

路線バスの運転手は慢性的な人手不足であるとはいえ、52歳大型未経験の私があっさり採用となり、大型二種免許所持の威力を実感したのでした。
まあ今から思うと、タクシー運転手の経験があるという事が、若干プラスに評価されたのかもしれません。

とにかく採用となってしまったので、タクシー運転手に戻る必要は無くなり、そのうちの1社に再就職を果たしました。


バス会社入社後

入社したのは、当地方都市のバス会社大手4社のうちのひとつです。

入社すると、最初の1カ月~2カ月は、路線バス運転手の心構えや必要な知識の習得などの座学と、指導員が同乗した無人のバスによる路上練習があります。

私と、同日入社がもう一人いて、ふたりで教習を受ける形でした。
もう一人は30代のバス経験者です。
実質私だけの教習のようなものでしたが、何とかついて行きました。

バスの大きさに慣れるまで、狭い道路での側方感覚やカーブでの内輪差など、危なっかしい運転でしたが、最後の見極めでOKが出て、結局最短期間で教習を終えることができました。
独り立ちする前に、もう少し練習が必要だと判断されれば、教習期間はいくらでも延長されます

単独での最初の本番運行は、やはり緊張しました。
でも、一度運行して、こんな感じかという空気というか雰囲気がわかると、それ以降は意外と緊張しませんでした。
あ、これは、お客さんを乗せたタクシー運転手の経験が、少し関係あるかなとは思いましたね。


52歳未経験者ですが

実際のところ、本当に50代の大型車両未経験者で大丈夫なのかというところですが、結論から言って、余程運転自体が不得意か不慣れでなければ大丈夫だと思います。

確かに現役運転手の大半は、トラックやタンクローリーなどの大型車両経験者か、若い頃からバスに乗っている者ですが、大型車両運転の最大の上達ポイントは「慣れ」です。

何とか本番運行のOKが出るレベルまで漕ぎ着ければ、あとは毎日路線ルートを3~4往復・約150㎞を走行することになります。
いやでも「慣れ」てきます。

現に、私は入社して3年目を迎えましたが、他の者と区別されることなく、同じように運行ダイヤをこなしています。

40代、50代で転職・再就職を余儀なくされている方、積み重ねたキャリアがある方は幸いですが、そうでない方は、路線バス運転手の可能性を捨てないで下さい。