40代、50代からのバス、タクシーへの転職のススメ

45歳から52歳にかけて、ブラック会社での営業社員、タクシー運転手への転職を経て、路線バス運転手への転職を果たした私の実体験と、路線バス運転手、タクシー運転手の日々の仕事をご紹介しています。 ブログ(最新記事更新中)も見てね。

ちょっとコワイ話

今回は、実際にあったちょっとコワイ話をご紹介しましょう。

路線の中には、かなり郊外の山中に向かうような便が、数は少ないけどあります。
ある大手企業の研修施設がポツンとあるがためだけに設定されたような路線で、その施設以外は何もないどころか、なんとそのすぐ近くに、地元では割と有名な心霊スポットまであるんです。

運転手の中には、ここに来るのが嫌で、その日の担当を替わる者までいます。
そんな路線の便を担当したときに、この事件は起きました。

その日最後の便で、山中の終点まであと少しというところまで来ていました。
辺りは明かりひとつなく真っ暗で、当然民家も殆ど無いので、この辺りまで乗車されるお客さんは滅多にありません。
室内ミラー越しに客席を見ても、もう誰も残っていないように見えました。

そして、終点ひとつ手前のバス停に差し掛かった時、「ピンポーン」、降車ボタンが押されました。
車内に、降車ボタンの赤いランプが一斉に点灯します。


 
あれ、まだ居られたか。席に埋もれて見えないことはよくある事だけど、全然気がつかんかった。
でもここで降りる人は珍しいな。そう思いながらバス停に停車させ、降車扉を開けました。

……。誰も来ない…。
「※※※です。」マイクアナウンスをしても反応が無い。

降車扉を開けたまま、固まりました。
全身鳥肌が立つのがわかりました。

一応運行途中なので、運転席を離れるのはためらわれ、再度マイクアナウンスして扉を閉め、終点まで運行しました。

終点に着いて、恐る恐る客席チェックをしても、結局人影はありませんでした。
回送にして同じ道を営業所まで帰るのがつらかったです。

営業所に帰ってこの話をしたら、みんな引いていました。
でもいちばん怖かったのは、この話を聞いていて、そう言えばなと言って語りだしたベテラン運転手の言葉でした。

「その終点から回送で帰っているバスとすれ違った時、室内灯を消しているのに、運転手のすぐ後ろに3人くらいの人影を見た事がある。」

やめてください。



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